Research note : Several understandings and practical tasks of active learning: focusing on the concept “activeness”

アクティブ・ラーニング (須長一幸)の論文要約 (2010)

Title: アクティブ・ラーニングの諸理解と授業実践への課題―activeness概念を中心に―
Other Titles: Several understandings and practical tasks of active learning: focusing on the concept “activeness”

http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/handle/10112/2939

2015/10/25

須長は、これまでの少数人で学習者が能動的に学習し、プレゼンテーションなどを行うクラスをアクティブラーニングと呼んでいいのかという疑問を読者に投げかけている

この場合、アクティブラーニングは新規ではないのでは?何がアクティブラーニングなのか?

「伝統的な教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動態な学習への参加を取りいれた教授・学習法(須長, 2010 p. 3)」

アクティブ・ラーニング=能動態学習?

AL= 学生を学習過程へと関与させる教授法

学習過程における十分な量の精神的な活動、および高度な心理的な関与

しかし、ALの定義があるわけはない(McManus and Taylor, 2009)

AL 学習者の主体性と当事者意識が必要、これらの2つの要素は学習者の学習への動機に関わる

学習者の「学習過程への関与」を図るために、それらの「深さ」と「広さ」について、須長(2010)は記述している。「学習過程への関与」の深さとは、学習者が学習過程に深く没頭しており、学習者が参与している活動や作業以外への関心が少ない状態を示す

(須長, 2010, p. 5)。

「学習過程への関与」の「広さ」について、須長(2010)は、ALの一連の活動、例えば、本研究の場合、動画を見て内容を検討する、テキストを読みグループ内で情報交換をする、エッセーを記述する、peer 分析するなどの一連の活動である。「学習者がこれらが複数の活動のセッションの多くに関わっていれば、学習過程の範囲について、広く関与している」(須長, 2010, p. 6)と定義する。

Leave a comment